『天国に一番近い島』 ニューカレドニア
南太平洋の島 『ニューカレドニア』 といえば、やはり美しい海・・・。
以前、『天国に一番近い島』という映画のロケ地にもなったほど。いまだフランス領で、
ヌーメアは“南国プチ・フランス”と言われるとおり、お洒落な雰囲気の街である。
しかし、少し離れると山、山、山・・・。住民も白人は少なく、
原住民メラネシアンが多い。特に本島から離れると、つい最近まで首狩族(?)が
いたといわれる島が・・・。私は、離島の一つである“ウベア島”に行ってみた。
ここは、タイムスリップしたような島だった。一つの集落(村)に入る時は、
まず、村長さんに挨拶に行かなければならない。パレオという大きな布に
葉巻タバコとコイン(500円くらい)を包み、片言のフランス語で
会話(ボディ・ランゲージがほとんど?)。 村長さんに受け入れられれば、
その村全体が歓迎し、もてなしてくれる。
ウベア島には、たった1週間の滞在だったのだが、今思い起こせば、
考えられないような生活だった。当たり前のことだが、電気はない、
シャワーは井戸から汲み上げられたバケツ1杯の水・・・あとは海に入ってください、
って感じ。ココナッツやタロイモ、魚を中心とした料理。
今回は特別にブタでもてなされた。トイレがある家は珍しい!?
という信じられないことも多かったが、みんな心温かい人ばかりだった。
口でどう表現したらいいのかわからないほどの海の美しさに、思わず
Tシャツと短パンのまま飛び込んで泳ぎたくなる。真っ白な砂浜がずーっと続き、
日頃の悩みや煩いも、ちっぽけでくだらないことのように感じてしまう。
男たちがその日の食糧に魚を捕って暮らし、女性はヤシの葉を編んで
カバンや帽子をつくっている。時計なんて要らない世界だ。
合計1年ちょっとの海外滞在は、その後の考え方や価値観を大きく変えた。
日本(人)の良いところ、悪いところをあらためて知り、すべての今ある環境を
ありがたく思える。生活していると、なんだかんだと不満が出てくるものだが、
幸せになる第一歩は、『今』を大切にすることだと思う。